第11回 写真展示「みやぎの先人・二階堂トクヨ」
企画展「時代をつくった女性たち―大正女性の豊かな生き方」は3月24日に閉会しました。開催期間中は多くの方のご来場を頂き、御礼申し上げます。
同展示で紹介した大崎市三本木出身の体操教育家・二階堂トクヨに関し、4月からは写真資料に限り展示を継続しています。
吉野作造記念館では、宮城県教育委員会が作成した道徳教材『みやぎの先人集 未来への架け橋』で吉野作造が取り上げられたことから、同教材に登場する人物に関する郷土資料を調査・展示する「みやぎの先人」展をシリーズ的に開催しています。今回の二階堂トクヨに関する展示もその一環です。

二階堂トクヨは「日本女子体育の母」と称される体操教育家で、二階堂体操塾(現・日本女子体育大学)を設立し、多くの女性体育教員を育てました。日本初の女性五輪メダリスト・人見絹枝(アムステルダム五輪〈1928年〉・女子800㍍・銀)も二階堂トクヨの門下生です。
二階堂トクヨは近年、地元大崎市三本木での顕彰活動が盛んで、先月17日には三本木館山公園前で顕彰看板の除幕式がありました。
現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」でも、次回第14回から登場するようです。大河ドラマの予習・復習に引き続き吉野作造記念館の展示をご利用下さい。