第12回 出張(石巻)
諸々の新年度事業の関係で、昨日4月11日(木)は学芸部全体で石巻へ出張。大崎から石巻までは国道108号線をまっすぐ東へ。約1時間ほどです。
いくつかの用件を済ませた後、石巻ニューゼ(石巻日日新聞)へ。「ニューゼ」とは、〝ニュース〟とフランス語の〝ミュゼ〟(博物館)を重ねた言葉とのこと。
2011年の震災時、石巻日々新聞では新聞を休刊することなく、過酷な状況の中でも手書きの新聞を発行し続け、情報を必要とする避難所へ壁新聞として届けていました。石巻ニューゼでは、このとき発行された壁新聞、また震災直後の記者の方たちの取材の記録などを見ることができます。

この壁新聞はその後に様々な賞を受賞し、テレビのドキュメンタリー番組になるなど注目されましたが、石巻ニューゼの方にうかがった話では、やはり震災から8年が経ち、関心の度合いは少しずつ下がっているのかもしれないとのことでした。
来年度中には震災から10年を迎えますが、歴史を伝える博物館施設の役割が問われるところかもしれません。
左の写真は石巻ニューゼで購入したもの。帰り道は雨で、その後雪になりました。もう桜は咲きかけなのですが…。
明日のNHK大河ドラマ「いだてん」第14話から、大崎市三本木出身の二階堂トクヨがいよいよ登場するようです。記念館では写真資料を用いたミニ展示「みやぎの先人・二階堂トクヨ」を開催しています。ぜひご来館ください。