第19回 前期企画展(7月14日~)予告
7月14日から前期企画展「民衆とともに生きる―吉野作造・布施辰治と復興の精神」を開催します。
展示の主人公は、吉野作造と石巻出身の弁護士・布施辰治。吉野は政治学者として、布施は弁護士として、関東大震災をはじめとするさまざまな場面で、弱い立場の人々に寄り添った活動をしました。
展示の中心になるのは、2011年の震災で大きな被害を受けた石巻文化センターで所蔵されていた布施辰治の関連資料(石巻教育委員会所蔵)です。2011年の震災から8年が経ったこの期に、2人の「みやぎの先人」が示した復興の精神を紹介します。
展示ではさらに、2011年の震災時に、津波で大きな被害を受けながらも新聞の発行を止めず、手書きの壁新聞を発行し続けた石巻日日新聞社の活動も紹介します。展示中ではそのときの6枚の壁新聞(複製)を紹介するほか、7月28日(日)には2011年当時に壁新聞の制作にあたった石巻日日新聞社の平井美智子氏に「東日本大震災を伝える~未来への教訓~」と題したご講演を頂きます。
今年から前期企画展の時期を夏休みと重ねる期間に設定しました。多くの皆さまの来場をお待ちしております。