第21回 前期企画展始まりました!
14日(日)から、2019年度前期企画展「民衆とともに生きる―吉野作造・布施辰治と復興の精神」が始まりました。

展示の主人公は、吉野作造と石巻出身の弁護士・布施辰治です。吉野は政治学者として、布施は弁護士として、関東大震災をはじめとするさまざまな場面で、弱い立場の人々に寄り添った活動をしました。震災から8年が経ったこの期に、「みやぎの先人」が示した復興の精神を紹介します。(前々回コラムもどうぞ)
タイトル「民衆とともに~」は、布施辰治の座右の銘「生くべくんば民衆と共に 死すべくんば民衆のために」の「生きる」の方を採ったものです。

展示の中心になるのは、2011年の震災時に大きな津波被害を受けた石巻文化センターで所蔵されていた布施辰治関連資料です。資料の内容的価値もさることながら、資料そのものがそのような物語を持っていることになります。

展示後半は現代の話です。2011年の震災時に、津波被害を受けながら新聞の発行を止めず、壁新聞の刊行を続けた石巻日日新聞の活動を紹介しています。
展示中では3月12日から17日の6日分の壁新聞(複製)を、当時の報道写真と重ねながらたどることができます。
今月28日には記念講演会も開催します(詳細はコチラ)。
みなさまどうぞ当館企画展に足をお運び下さい。