吉野作造記念館デジタルギャラリー
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3遺墨-A吉野-004
書軸
1924年(大正13)6月25日
佐佐木忠慧氏寄贈
吉野作造書「人世に逆境は無い」
東京帝大を退官して朝日新聞論説委員となった吉野は、その直後に筆禍事件に見舞われ、朝日新聞社退職を余儀なくされます。この書は、吉野が退社した6月26日の前日に書かれたもので、以後吉野はこの一文を好んで揮毫するようになります。「天に事(つか)へ人に仕(つか)へる」は、クリスチャンとしての吉野の人生観をよく表しています。
東京帝大を退官して朝日新聞論説委員となった吉野は、その直後に筆禍事件に見舞われ、朝日新聞社退職を余儀なくされます。この書は、吉野が退社した6月26日の前日に書かれたもので、以後吉野はこの一文を好んで揮毫するようになります。「天に事(つか)へ人に仕(つか)へる」は、クリスチャンとしての吉野の人生観をよく表しています。