筆頭に揮毫している黄興(1874~1916)は、 1911年の辛亥革命の指導者として孫文と並び称される人物。袁世凱政権打倒のため1916年に亡命先のアメリカから来日した際に吉野に贈られたものと考えらます。「鋤強」とは「強きをくじく」との意で、「ストロングマン」と称された独裁者・袁世凱打倒の決意を示します。